前回の記事❶からの続き。今回の東都我刊我書房版『倉田啓明文集/附 一圓タクシー』は追加収録された「一圓タクシー」こそあるものの、馮散人を名乗る人物が九年前制作した、レーベル名さえ無い個人出版の復刊にすぎない。本日の記事左上にupした書影が原書である。
編纂:片倉直弥
馮散人(@ sichsorne) ☜ リンクあり
コロコロ別名を名乗りたがる奴に限って信用ならない例は、以前コチラ(☜)の記事にてお伝えした。有り体にいうと、善渡爾宗衛とか小野塚力とか名乗っている老人たちが他にどんな偽名を使っていようと私にはどうだっていい。ここにわざわざ書いておく理由は、今後ネットや書店で買おうとした本に善渡爾/小野塚/杉山らの名前やレーベル名を見つけたなら間違っても買ってはいけないという、世の中の真っ当に読書好きな人々を被害から守る、あるいは善渡爾らを訴訟したい被害者(著作権継承者など)の方々の手掛かりになるようにしておきたい、それだけだ。
鷲尾三郎傑作撰〈参〉『影を持つ女』奥付には〖本文テキスト作成:篠原亮〗そして〖本文レイアウト:後藤浩久〗とクレジットされている。あの本もまた読むに耐えないテキストだったのは言うまでもない(コチラ(☜)で確認して下さい)。となると結局、テキストの入力がわりかしちゃんとしている盛林堂ミステリアス文庫に協力しているから篠原亮のクレジットがあれば安心だとも言いきれぬ。しかしここで肝心なのは、テキスト崩壊の最大の戦犯は篠原亮や後藤浩久といった一連の協力者では決してないという事。編纂者あるいは企画者を名乗っている以上、復刊された本の内容に看過できない問題があれば、協力者が誰でその仕事っぷりがどうであれ、その非はおしなべて編纂者/企画者にあるのは当り前。
善渡爾宗衛/小野塚力/杉山淳の御三方、貴方達は一体いつまで厚顔無恥な態度で、こんな酷いテキストの本にぼったくり価格を設定して銭儲けを続けるつもりかね?そしてその背後で、通販サイト【書肆盛林堂】及び【盛林堂書房twitter】を通して善渡爾/小野塚/杉山の本をプッシュしまくっていながら、島田龍氏との例の一件もそうだったが、旗色が悪い時だけ「だって自分は知らないもんね~」とばかりに無関係を決め込んでいる盛林堂書房主人・小野純一よ。善渡爾の作る本がこんな状態になっているのを、昨年一月に島田氏が発信した一連のツイートを必ず見ている筈のアンタが知らんとは言わさんぞ。
龜鳴屋の勝本隆則さん、こんなところにお名前を出して誠に申し訳ありません。盛林堂があなたの企画に便乗して平成28年に盛林堂ミステリアス文庫より『倉田啓明綺想探偵作品集 我が屍に化粧する』を発売した際、奥付の協力者クレジットにあなたの名前を載せていましたが、盛林堂は正式にあなたに了解を得ていたのでしょうか?島田龍氏は盛林堂関係者が出した左川ちか本に勝手に協力者として名前を使われたと激怒しておられました。龜鳴屋が盛林堂と付き合いがあるのかどうか私は存じませんが、もしかして勝本さんの名前も勝手に使われていたなんて事はないでしょうか?
(銀) 英国BBCのおかげというのが情けないが、ジャニー喜多川のおぞましい男子性的虐待を今まで見て見ぬフリし続けてきた国内メディアが少しづつながらも取り上げ始めた。昭和43年には竹中労が『タレント帝国』でこの件について暴き立てていたというのに、ここに辿り着くまで何年かかったことやら。早くジャニタレ(退所者も含む)が絶滅してほしいけれども、この国はオウムの残党はおろか統一教会さえ一掃できずにいるし、大きな期待は禁物かも。とりあえず、普段歯の浮くような綺麗事ばかりぬかしている山下達郎が昔からジャニーズと持ちつ持たれつな件も、誰か心ある人が大きく話題にしてもらいたいと思っている。
#2023年4月20日当blog記事「ミステリ同人出版のルフィとその子分は誰だ?」☜ リンクあり