2023年5月20日土曜日

『倉田啓明文集/附一圓タクシー』倉田啓明

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② 善渡爾宗衛/小野塚力/杉山淳、そして盛林堂の小野純一よ、
        一体いつまでこんな酷い本を売り続けるつもりだ?





前回の記事からの続き。今回の東都我刊我書房版『倉田啓明文集/附 一圓タクシー』は追加収録された「一圓タクシー」こそあるものの、馮散人を名乗る人物が九年前制作した、レーベル名さえ無い個人出版の復刊にすぎない。本日の記事左上にupした書影が原書である。【東都我刊我書房】の本は、自分で目を通してきたものに限っていえば、始めのうちはこんな校正も校閲も一切していない崩壊テキストではなかった。疑問を抱き始めたのは鷲尾三郎傑作撰〈壹〉『Q夫人と猫』。これが出たのが令和37月だから、もう二年前か。善渡爾宗衛/小野塚力/杉山淳らによる、海外翻訳作品を中心とした別レーベル【綺想社】にしても、風の噂では「翻訳サイトを使って訳したような悪文テキストだ」との声を聞くが、綺想社の本はいつ頃からそうなり出したのか知らない。参考までに、左川ちか詩集の制作に対して島田龍氏が盛林堂書房周辺から受けてきた陰湿な妨害行為をtwitter上にて明らかにしたのが令和4年、つまり昨年1月の話。

 


                     

 


発売された東都我刊我書房版『倉田啓明文集/附 一圓タクシー』を手にとってみて「おや?」と思った。盛林堂書房通販サイトの、この本の発売告知欄にはこう記してあったからだ。

 

          

                 編纂:片倉直弥

 

そのわりには(解説執筆者のクレジットこそ原書のまま片倉直弥になってはいるが)本の奥付に片倉直弥の名はどこにもなく善渡爾宗衛(企畫)の文字が。小野塚力=杉山淳かと思ったら今度は片倉直弥=善渡爾宗衛か?となると原書の平成26年版『倉田啓明文集』を作り片倉直弥名義で解説を書いていた馮散人も実は善渡爾宗衛だったという線も浮上してくる。もっとも『我が屍に化粧する』(盛林堂ミステリアス文庫)の巻末解説で片倉直弥は「解説の執筆に際しては、小野塚力氏、善渡爾宗衛氏に親切なご助言を頂いた。善渡爾宗衛氏には、資料収集の面でもご協力を頂いた。出版については盛林堂書房の小野純一氏にお世話になり、また、微に入り細に入っての校正も頂いた。」と申し述べていた。これが一人二役なら実にアホらしい猿芝居だが、片倉直弥さん、アナタがもし善渡爾宗衛とは別人だというのであれば、アナタの『倉田啓明文集』を信じられぬ入力ミスだらけのテキストで復刊してしまった東都我刊我書房『倉田啓明文集/附 一圓タクシー』についてどういう考えをお持ちなのか、是非ともコメントして頂けないでしょうか?そうそう、馮散人名義のアカウントも見つけたので興味のある方はどーぞ。

 

           

           馮散人(@ sichsorne  ☜ リンクあり

 

コロコロ別名を名乗りたがる奴に限って信用ならない例は、以前コチラ(☜)の記事にてお伝えした。有り体にいうと、善渡爾宗衛とか小野塚力とか名乗っている老人たちが他にどんな偽名を使っていようと私にはどうだっていい。ここにわざわざ書いておく理由は、今後ネットや書店で買おうとした本に善渡爾/小野塚/杉山らの名前やレーベル名を見つけたなら間違っても買ってはいけないという、世の中の真っ当に読書好きな人々を被害から守る、あるいは善渡爾らを訴訟したい被害者(著作権継承者など)の方々の手掛かりになるようにしておきたい、それだけだ。


 

                     

 


最近の東都我刊我書房の本の奥付に印刷されている本文レイアウト担当者に後藤浩久という名前が見られる(もしかしてこの人、以前もクレジットあった?)。一方、令和21月に東都我刊我書房が出した倉田啓明本『落ちていた青白い運命』の奥付にはテキスト作成者として篠原亮の名がある。篠原の名は盛林堂ミステリアス文庫の協力者としてよく見かけるし、盛林堂主人・小野純一が直接製作に関わっている本に東都我刊我書房のようなテキスト破壊は(とりあえず現在はまだ)発生していない。本文レイアウトと本文テキスト作成、具体的に作業内容がどう違うのかこちらの知るところではないにせよ、一見すると篠原亮が関わっていればテキスト入力に問題はなく、後藤浩久だったらテキストはムチャクチャになるのかとつい早合点してしまいがちだが、そうではない。

 

 

鷲尾三郎傑作撰〈参〉『影を持つ女』奥付には〖本文テキスト作成:篠原亮〗そして〖本文レイアウト:後藤浩久〗とクレジットされている。あの本もまた読むに耐えないテキストだったのは言うまでもない。コチラ(☜)で再確認して下さい。となると結局、テキストの入力がわりかしちゃんとしている盛林堂ミステリアス文庫に協力しているから篠原亮のクレジットがあれば安心だとは言いきれぬ。しかしここで肝心なのは、テキスト崩壊の最大の戦犯は決して篠原亮や後藤浩久といった一連の協力者では決してないという事。編纂者あるいは企画者を名乗っている以上復刊された本の内容に看過できない問題があれば、協力者が誰でその仕事っぷりがどうであれ、その非はおしなべて編纂者/企画者にあるのは当り前。



善渡爾宗衛/小野塚力/杉山淳の御三方、貴方達は一体いつまで厚顔無恥な態度で、こんな酷いテキストの本にぼったくり価格を設定して銭儲けを続けるつもりかね?そしてその背後で、通販サイト【書肆盛林堂】及び【盛林堂書房twitter】を通して善渡爾/小野塚/杉山の本をプッシュしまくっていながら、島田龍氏との例の一件もそうだったが、旗色が悪い時だけ「だって自分は知らないもんね~」とばかりに無関係を決め込んでいる盛林堂書房主人・小野純一よ。善渡爾の作る本がこんな状態になっているのを、昨年一月に島田氏が発信した一連のツイートを必ず見ている筈のアンタが知らんとは言わさんぞ。



龜鳴屋の勝本隆則さん、こんなところにお名前を出して誠に申し訳ありません。盛林堂があなたの企画に便乗して平成28年に盛林堂ミステリアス文庫より『倉田啓明綺想探偵作品集 我が屍に化粧する』を発売した際、奥付の協力者クレジットにあなたの名前を載せていましたが、盛林堂は正式にあなたに了解を得ていたのでしょうか?島田龍氏は盛林堂関係者が出した左川ちか本に勝手に協力者として名前を使われたと激怒しておられました。龜鳴屋が盛林堂と付き合いがあるのかどうか私は存じませんが、もしかして勝本さんの名前も勝手に使われていたなんて事はないでしょうか?


 

 

 

(銀) 英国BBCのおかげというのが情けないが、ジャニー喜多川のおぞましい男子性的虐待を今まで見て見ぬフリし続けてきた国内メディアが少しづつながらも取り上げ始めた。昭和43年には竹中労が『タレント帝国』でこの件について暴き立てていたというのに、ここに辿り着くまで何年かかったことやら。早くジャニタレ(退所者も含む)が絶滅してほしいけれども、この国はオウムの残党はおろか統一教会さえ一掃できずにいるし、大きな期待は禁物かも。とりあえず、普段歯の浮くような綺麗事ばかりぬかしている山下達郎が昔からジャニーズと持ちつ持たれつな件も、誰か心ある人が大きく話題にしてもらいたいと思っている。



ホームズが「我々の部屋へ上がる階段は何段あるか知ってるかい?」と問うて、ワトソンは答えられず。すかさず「それは心の目で見てないからさ」と諭すホームズ・・・。これと同様、本を読んで文字は一応自分の眼の水晶体に映っているかもしれないが、その情報は一切脳に伝達されていない。そんな本狂い中高年を洗脳してクソみたいな本を買わせ続ける盛林堂周辺の輩。東都我刊我書房がもう何冊テキスト破壊本を出してきたか、本を読んでさえいればどんなに足りない頭でも解るはずだけれど、知ってて見て見ぬフリをしているのか、本当に事態を理解できない程のおつむしか持っていないのか、本日もこのblogを読んで下さった皆さん、下段にて再掲載する先日の記事内に貼っておいた憐れな盛林堂信者(?)の直近ツイートを読まれて各自で判断してみて下さい。



#2023年4月20日当blog記事「ミステリ同人出版のルフィとその子分は誰だ?」☜ リンクあり