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2023年6月11日日曜日

『嬰児虐殺』倉田啓明

NEW !

東都我刊我書房  片倉直弥(編)
2023年6月発売



★    しまいにゃ隠れてコソコソ本を売り出すクズども


 

いつもなら東都我刊我書房が新刊を発売する際 twitterで事前に告知をバラ撒いているが、足りぬ頭の彼らでもちっとは「ヤバイ」と察し始めたのか、倉田啓明新刊『嬰児虐殺』に関する情報はコソコソ目立たぬよう公開され、発売前日に通販サイト「書肆盛林堂」内で〝明日(610日)朝11時『嬰児虐殺』発売開始〟と更新、同じく盛林堂書房店主・小野純一のパシリをやらされている古本ツアー・イン・ジャパンこと小山力也のブログで『嬰児虐殺』発売について言及、あと盛林堂による発売当日午前11時通販開始のツイート、表向きはこの三つだけだったそうな。

 

 

どうせ裏で、莫迦な連中をターゲットにDM使ってこっそり知らせる事だってやろうと思えば可能だし、また実際まんだらけや神保町PASSAGEでシレッと『嬰児虐殺』は売られている。いくら倉田啓明だからって、いまだにテキストが崩壊した東都我刊我書の本を必死になって買っているのはどんな人間なのか、いっぺん顔を見てみたいと思いません?少なくとも小説を読んで楽しむ脳味噌を持ち合わせていない御仁なのは確かでしょうがね。

 

 

『嬰児虐殺』の内容がまた盗人猛々しく、過去に盛林堂ミステリアス文庫として出した『我が屍に化粧する』のうち、「龍宮歌舞伎」「影売若衆」「花夜叉の怨霊」「刺青屏風」「女装の死刑囚」「嬰児虐殺」「白金の義歯」だけを抜き出すだけでなく、龜鳴屋の『倉田啓明譎作集/稚児殺し』から「人魚の肉」をかっぱらってきている。『我が屍に化粧する』が高値取引されているのに付け込んで、手軽にあぶく銭儲けしようとする魂胆みえみえ。それなら盛林堂ミステリアス文庫の『我が屍に化粧するをそっくりそのまま増刷すればいいだけの話だろ。『我が屍に化粧する』から半数も落していながら、価格はプラス2,000円上乗せして相変わらずぼったくりの5,000円。

 

 

テキストはどうよ?ってですか。そりゃ私、龜鳴屋版『稚児殺し 倉田啓明譎作集』と盛林堂ミステリアス文庫版『我が屍に化粧する』は所有してるし、いくら人柱となって毎回ボランティアでゴミ同然な本のレポートをしているったって、今回は買いませんよ。それに買おうが買うまいが意固地な善渡爾宗衛が自分で本を制作している以上、正しいテキスト入力をする可能性はゼロ。本書の編者は片倉直弥になっているけれど、善渡爾宗衛があんなヒドイ作りで『倉田啓明文集』を復刊しといて、何事もないかのように『嬰児虐殺』が続けて発売されるのだから、片倉直弥が善渡爾と同じ穴の貉なのも確定。まともな感覚の持ち主なら善渡爾や小野純一らのやっている事をほっとく筈がないものな。

 

 

 

(銀) 五年前にレーベル名:暗黒黄表紙文庫で盛林堂を経由して販売された大下宇陀児『空魔鉄塔』。この本のクレジットは編者:善渡爾宗衛となっていながら巻末の文章は番場ハジメなる人物が執筆していた。協力者への謝辞も述べられているのだけど、本文レイアウト担当者として片倉(直弥)の名前は出て来るのに、善渡爾の名はなぜか一切無い。

 

 

片倉直弥も善渡爾の偽名のひとつかと疑っていたが、〝番場ハジメ〟のほうが〝紫門あさを〟と同様、善渡爾本人のようだ。なんでもいいけど、この情報も善渡爾宗衛を訴える予定のある方々のご参考になれば幸いでーす。




■ 倉田啓明 関連記事 ■


『倉田啓明文集/附 一圓タクシー』

     東都我刊我書房のこの本は汚物  ☜)





 


2023年5月20日土曜日

『倉田啓明文集/附一圓タクシー』倉田啓明➋

NEW !






❉ 善渡爾宗衛/小野塚力/杉山淳、そして盛林堂の小野純一よ、
一体いつまでこんな酷い本を売り続けるつもりだ?




前回の記事からの続き。今回の東都我刊我書房版『倉田啓明文集/附 一圓タクシー』は追加収録された「一圓タクシー」こそあるものの、馮散人を名乗る人物が九年前制作した、レーベル名さえ無い個人出版の復刊にすぎない。本日の記事左上にupした書影が原書である。

【東都我刊我書房】の本は、自分で目を通してきたものに限っていえば、始めのうちはこんな校正も校閲も一切していない崩壊テキストではなかった。疑問を抱き始めたのは鷲尾三郎傑作撰〈壹〉『Q夫人と猫』。これが出たのが令和37月だから、もう二年前か。善渡爾宗衛/小野塚力/杉山淳らによる、海外翻訳作品を中心とした別レーベル【綺想社】にしても、風の噂では「翻訳サイトを使って訳したような悪文テキストだ」との声を聞くが、綺想社の本はいつ頃からそうなり出したのか知らない。参考までに、左川ちか詩集の制作に対して島田龍氏が盛林堂書房周辺から受けてきた陰湿な妨害行為をtwitter上にて明らかにしたのが令和4年、つまり昨年1月の話。

 


                     

 


発売された東都我刊我書房版『倉田啓明文集/附 一圓タクシー』を手にとってみて「おや?」と思った。盛林堂書房通販サイトの、この本の発売告知欄にはこう記してあったからだ。

 

          

                 編纂:片倉直弥

 

そのわりには(解説執筆者のクレジットこそ原書のまま片倉直弥になってはいるが)本の奥付に片倉直弥の名はどこにもなく善渡爾宗衛(企畫)の文字が。小野塚力=杉山淳かと思ったら今度は片倉直弥=善渡爾宗衛か?となると原書の平成26年版『倉田啓明文集』を作り、片倉直弥名義で解説を書いていた馮散人も実は善渡爾宗衛だったという線も浮上してくる。

もっとも『我が屍に化粧する』(盛林堂ミステリアス文庫)の巻末解説で片倉直弥は「解説の執筆に際しては、小野塚力氏、善渡爾宗衛氏に親切なご助言を頂いた。善渡爾宗衛氏には、資料収集の面でもご協力を頂いた。出版については盛林堂書房の小野純一氏にお世話になり、また、微に入り細に入っての校正も頂いた。」と申し述べていた。

これが一人二役なら実にアホらしい猿芝居だが、片倉直弥さん、アナタがもし善渡爾宗衛とは別人だというのであれば、アナタの『倉田啓明文集』を信じられぬ入力ミスだらけのテキストで復刊してしまった東都我刊我書房『倉田啓明文集/附 一圓タクシー』についてどういう考えをお持ちなのか、是非ともコメントして頂けないでしょうか?そうそう、馮散人名義のアカウントも見つけたので興味のある方はどーぞ。

 

           

           馮散人(@ sichsorne  ☜ リンクあり

 

コロコロ別名を名乗りたがる奴に限って信用ならない例は、以前コチラ(☜)の記事にてお伝えした。有り体にいうと、善渡爾宗衛とか小野塚力とか名乗っている老人たちが他にどんな偽名を使っていようと私にはどうだっていい。ここにわざわざ書いておく理由は、今後ネットや書店で買おうとした本に善渡爾/小野塚/杉山らの名前やレーベル名を見つけたなら間違っても買ってはいけないという、世の中の真っ当に読書好きな人々を被害から守る、あるいは善渡爾らを訴訟したい被害者(著作権継承者など)の方々の手掛かりになるようにしておきたい、それだけだ。


 

                     

 


最近の東都我刊我書房の本の奥付に印刷されている本文レイアウト担当者に後藤浩久という名前が見られる(もしかしてこの人、以前もクレジットあった?)。一方、令和21月に東都我刊我書房が出した倉田啓明本『落ちていた青白い運命』の奥付にはテキスト作成者として篠原亮の名がある。篠原の名は盛林堂ミステリアス文庫の協力者としてよく見かけるし、盛林堂主人・小野純一が直接製作に関わっている本に東都我刊我書房のようなテキスト破壊は(とりあえず現在はまだ)発生していない。

本文レイアウトと本文テキスト作成、具体的に作業内容がどう違うのかこちらの知るところではないにせよ、一見すると篠原亮が関わっていればテキスト入力に問題はなく、後藤浩久だったらテキストはムチャクチャになるのかとつい早合点してしまいがちだが、そうではない。

 

 

鷲尾三郎傑作撰〈参〉『影を持つ女』奥付には〖本文テキスト作成:篠原亮〗そして〖本文レイアウト:後藤浩久〗とクレジットされている。あの本もまた読むに耐えないテキストだったのは言うまでもない(コチラ(☜)で確認して下さい)。となると結局、テキストの入力がわりかしちゃんとしている盛林堂ミステリアス文庫に協力しているから篠原亮のクレジットがあれば安心だとも言いきれぬ。しかしここで肝心なのは、テキスト崩壊の最大の戦犯は篠原亮や後藤浩久といった一連の協力者では決してないという事。編纂者あるいは企画者を名乗っている以上、復刊された本の内容に看過できない問題があれば、協力者が誰でその仕事っぷりがどうであれ、その非はおしなべて編纂者/企画者にあるのは当り前。



善渡爾宗衛/小野塚力/杉山淳の御三方、貴方達は一体いつまで厚顔無恥な態度で、こんな酷いテキストの本にぼったくり価格を設定して銭儲けを続けるつもりかね?そしてその背後で、通販サイト【書肆盛林堂】及び【盛林堂書房twitter】を通して善渡爾/小野塚/杉山の本をプッシュしまくっていながら、島田龍氏との例の一件もそうだったが、旗色が悪い時だけ「だって自分は知らないもんね~」とばかりに無関係を決め込んでいる盛林堂書房主人・小野純一よ。善渡爾の作る本がこんな状態になっているのを、昨年一月に島田氏が発信した一連のツイートを必ず見ている筈のアンタが知らんとは言わさんぞ。



龜鳴屋の勝本隆則さん、こんなところにお名前を出して誠に申し訳ありません。盛林堂があなたの企画に便乗して平成28年に盛林堂ミステリアス文庫より『倉田啓明綺想探偵作品集 我が屍に化粧する』を発売した際、奥付の協力者クレジットにあなたの名前を載せていましたが、盛林堂は正式にあなたに了解を得ていたのでしょうか?島田龍氏は盛林堂関係者が出した左川ちか本に勝手に協力者として名前を使われたと激怒しておられました。龜鳴屋が盛林堂と付き合いがあるのかどうか私は存じませんが、もしかして勝本さんの名前も勝手に使われていたなんて事はないでしょうか?


 

 

 

(銀) 英国BBCのおかげというのが情けないが、ジャニー喜多川のおぞましい男子性的虐待を今まで見て見ぬフリし続けてきた国内メディアが少しづつながらも取り上げ始めた。昭和43年には竹中労が『タレント帝国』でこの件について暴き立てていたというのに、ここに辿り着くまで何年かかったことやら。早くジャニタレ(退所者も含む)が絶滅してほしいけれども、この国はオウムの残党はおろか統一教会さえ一掃できずにいるし、大きな期待は禁物かも。とりあえず、普段歯の浮くような綺麗事ばかりぬかしている山下達郎が昔からジャニーズと持ちつ持たれつな件も、誰か心ある人が大きく話題にしてもらいたいと思っている。



ホームズに「我々の部屋へ上がる階段は何段あるか知ってるかい?」と問われて、答えられないワトソン。すかさず「それは心の目で見てないからさ」と諭すホームズ・・・。これと同様に、本を読んで文字は一応自分の眼の水晶体に映っているかもしれないが、その情報は一切脳に伝達されていない。そんな本狂い中高年を洗脳してクソみたいな本を買わせ続ける盛林堂周辺の輩。

東都我刊我書房がもう何冊テキスト破壊本を出してきたか、本を読んでさえいればどんなに足りない頭でも解るはずだけれど、知ってて見て見ぬフリをしているのか、本当に事態を理解できない程のおつむしか持っていないのか、本日もこのblogを読んで下さった皆さん、下段にて再掲載する先日の記事内に貼っておいた憐れな盛林堂信者(?)の直近ツイートを読まれて各自で判断してみて下さい。



#2023年4月20日当blog記事「ミステリ同人出版のルフィとその子分は誰だ?」☜ リンクあり



 


2023年5月17日水曜日

『倉田啓明文集/附一圓タクシー』倉田啓明➊

NEW !

東都我刊我書房  善渡爾宗衛(企畫)
2023年5月発売



★   龜鳴屋版『倉田啓明譎作集/稚兒殺し』は宝物だが、
           東都我刊我書房のこの本は汚物




性懲りも無く善渡爾宗衛が出し続けるテキスト破壊本の被害に今回遭ってしまったのは、文壇における落伍者かつ犯罪者として近年虚名が高まっている倉田啓明。思えば、金沢の雄・龜鳴屋が先見の明をもって刊行した書物『倉田啓明譎作集/稚兒殺し』が一部の好事家達に流布した頃はまだよかった。啓明みたいな如何にも本狂いの中高年どもをエレクトさせそうな存在に少しでも金の臭いを嗅ぎ付けると、ハイエナ同様すぐたかってくるのが盛林堂書房周辺の面々。龜鳴屋に追随して『我が屍に化粧する』『落ちていた青白い運命』と二冊も出したのだから大人しくしていればいいものを、またしても東都我刊我書房から★1つの価値も無い啓明本を出してきた。





この『倉田啓明文集/附 一圓タクシー』、いつもどおり東都我刊我書房安定の全く校正・校閲をしていない惨状テキスト。515日(月)にはこんなツイートが上がっていた。


             (画像をクリック拡大して見よ)

           


羽柴重作(@kiyama_yusaku ☜(リンクあり)

〝希覯書の復刊『倉田啓明文集』が、冒頭から「街頭←外套」の校正モレ。薄冊で定価5,000円でこの仕事は許しがたい。ドド素人の仕事。〟

 

 

善渡爾宗衛の作った本を一度でも読めば、こうした疑問を抱くのが常人の感覚である筈。珍しく真っ当な怒りの声がSNSに上がってるなと思ったら、不思議な事にこのツイートは翌日になると雲散霧消。フ~ン、どうしたんだろうね。この羽柴重作という方は西村賢太に心酔なさっておられるようで、今年の二月に東都我刊我書房が発売した『怪奇探偵小説家 西村賢太』を不幸にも買ってしまい、すっかり杉山淳/小野塚力/善渡爾宗衛を立派な識者だと勘違いしてしまわれた様子。

 

 

しかし、さすがに本書を読んで校正・校閲作業を全くせず制作されているのに気が付いて、ごく自然に上記のツイートをなさったものとお見受けする。こうなると、あの三人が逆ギレして攻撃してくるのはいつものこと。小野塚力が自分の所業は棚に上げ、翻訳家T氏に訳のわからない恫喝メールを送り付けたのと同じパターンで、おそらく羽柴氏にも善渡爾/小野塚/杉山の三狂人が「お前、訴えたろうかあッ!」てな下品な言葉でドヤしつけ、ビビった羽柴氏は前言ツイートを撤回してしまった、そんなところではないか。しかし、もし本当にそうだったとして、たかがSNS上での恫喝ぐらいでどうして自分の正論ツイートを引っ込めてしまうのだろう?羽柴さん、貴方は何も悪くありませんよ。貴方の怒りを世間に拡散すべきです。



                    

 


今回も210頁ほどの本のうち47頁までを占めている「稚児殺し」だけで、以下のような入力ミスがてんこ盛り。幸い「稚児殺し」の正しいテキストを確認するにはオリジナル旧仮名遣いのままで制作された龜鳴屋版『倉田啓明譎作集/稚兒殺し』があるのでそれを参照しながらチェック。本書『倉田啓明文集/附 一圓タクシー』は現代仮名遣いにしたテキストの筈ながら、製作者のアタマが正常ではないので現代仮名遣いへ変換できていないところだらけ。それでは惨状の模様をどうぞ。以下、左が龜鳴屋版「稚兒殺し」テキスト。右が腐敗せしめたる東都我刊我書房版「稚児殺し」テキスト。

 

 

外套(〇)→ 街頭(✕) 52行目

願はうとはしちやゐないんだ。(〇)→ 願おうとはしちゃいないだ。(✕) 611行目

人生といふものが(○)→ 人生とこうものが(✕) 715行目

土といふ(〇)→ 土とこう(✕) 914行目

有つてゐるといふ確信が(〇)→ 有っているとこう確信が(✕) 1215行目


 

「モデル」といふ言葉(〇)→ 「モデル」とこう言葉(✕) 136行目

持つてゐないといふこと(〇)→ 持っていないとこうこと(✕) 1313行目

たつた一人の山寛(〇)→ たった一人の山寛(✕) 158行目

だのといふ言葉が(○)→ だのとこう言葉が(✕) 1516行目

愚かで(○)→ で(✕) 164行目


 

あるばかりだ。」(○)→ あるばかりだ」(✕) 166行目

この他にも会話文の句点(。)が悉く欠落しているが、手間なのでいちいち取り上げない。

生活といふものが(○)→ 生活とこうものが(✕) 2012行目

かういふ蛆蟲のやうな(○)→ こうこう蛆虫のような(✕) 2013行目

豹の毛皮(○)→ 豹の毛皮(✕) 2216行目


 

中學の一年生(○)→ 中学の一年(✕) 2313行目

己れはなんといふ卑怯な(○)→ 己れはなんとこう卑怯な(✕) 246行目

柔い肉を銜へた。彼はこの時(○)→ 柔い肉を銜へた彼はこの時(✕) 2410行目

く顫へてゐた。(○)→ く顫えていた。(✕) 2414行目

命と死とを以て(○)→ 全命と死とを以て(✕) 253行目


 

愛の思想を考へると(○)→ 愛の思想を考へると(✕) 258行目

本書では現代仮名遣いに変換すると言っておきながら、やり忘れている箇所多数。

はッと心付いて(○)→ はット心付いて(✕) 2510行目

女中が退く(○)→ 女中が退くとき(✕) 264行目

「大きお世話だよ。(○)→ 「大きお世話だよ。(✕) 2711行目


 

能きないといふ(○)→ 能きないとこう(✕) 2718行目

いふ心持がした。(○)→ とこう心持がした。(✕) 287行目

果すことが出来ない(○)→ 果たすことが出来ない(✕) 3113行目

快樂といふものが(○)→ 快楽とこうものが(✕) 3116行目

しく尋ねた(○)→ しく尋ねた(✕) 327行目


 

漸やうのことで(○)→ 漸やくのことで(✕) 3317行目

滅び去つたの生命(○)→ 滅び去ったの生命(✕) 383行目

殺さうといふ意志(○)→ 殺そうとこう意志(✕) 4113行目

精神病患者でないといふ事(○)→ 精神病患者でないとこう事(✕) 4115行目

思想を罪するといふことは(○)→ 思想を罪するとこうことは(✕) 4213行目


 

問題であるといふ觀念(○)→ 問題であるとこう観念(✕) 4311行目

波山寛といふ人間の肉體(○)→ 波山寛とこう人間の肉体(✕) 444行目

霊魂を殺したといふ(○)→ 霊魂を殺したとこう(✕) 446行目

さういふものは(○)→ そうこうものは(✕) 4412行目

許すべきものであるといふことも(○)→ 許すべきものであるとこうことも(✕)4613行目


 

分裂のために苦んだか(○)→ 分裂のために苦んだ(✕) 4618行目

生きるといふことが(○)→ 生きるとこうことが(✕) 478行目 

 

 

私も長いこと日本で生活してきたけど、善渡爾宗衛のようにひらがなの〝い〟と〝こ〟の区別が付かない人間というのは生まれて初めて見たわ。昭和の頃、ヨボヨボで頭がボケてしまっている年寄りの医者が、ガタガタ手が震えて細かい作業も覚束ないのに手術などするものだから、患者を助けるどころか殺してしまう・・・・なんてドリフのコントみたいな老害事件がよくあった。善渡爾宗衛の本作りもそれと全く一緒。被害に遭っているのが人間ではなくて他人の小説、その違いだけ。



                    

 

 

本書は「稚児殺し」の他に「地の霊」「一圓タクシー」を併録しているが、まあ改めて説明するまでもないでしょう。特に「一圓タクシー」は〝仰向け〟と〝俯伏せ〟を混同していたり、登場人物の漢字が場面によって違っていたりと、「稚児殺し」同様読めたものではない。



龜鳴屋が平成15年に出した『倉田啓明譎作集/稚兒殺し』(本文296頁)は加賀染縮緬装を施す美しい上製の造本ながら、限定499部でも一冊の価格は4,200円だった。それに対し東都我刊我書房のこの『倉田啓明文集/附一圓タクシー』は全部で何部刷っているか不明、どこの印刷会社が製本したかもわからないごくありきたりの並製同人出版本、なおかつ校正・校閲は何もやってないくせに一冊の価格は約210頁で5,000円。龜鳴屋が本を出した年から20年が経ち物価の変動があるとはいえ、これが犯罪的なぼったくりでなくて一体何と言えばいいのか?



          
       正しい倉田啓明本『倉田啓明譎作集/稚兒殺し』(龜鳴屋)

 

 

 

(銀) 入力ミスの箇所羅列に相当スペースを割いてしまったため、次回の記事へ続く。