2024年7月17日水曜日

名古屋の櫃まぶし

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かつて江戸川乱歩は身の回りのことをよく随筆に書いていたので、私も気分転換がてら、探偵小説とは何の関連も無い話をしてみようと思う。

 

 

HDに保存されている或る書影の画像を探していたら、失われたとばかり思っていた古い写真が一枚だけ出てきた(この記事の左上にある画像がそれである)。昔、名古屋に住む知人の案内で、初めて櫃まぶしというものを食べたのだが、これはその時訪れた、繁華街にあるうなぎの店だ。とにかく櫃まぶしは美味だったし、歴史を感じさせる外観や、大人の男女が静かに会話を楽しむのに適した店内の落ち着いた雰囲気が思い出され、ついノスタルジーに浸ってしまった。

 

 

ところが間抜けなことに、この店の名前を失念してしまい、今回発見した画像にちゃんと看板は写っているのだが、拡大してみても店名の文字が読み取れない。ネットで名古屋のうなぎの店を検索しても、それらしいものは見つからず。三十年前の話だし、「もう無くなってしまったのかなあ」と諦めかけていたところ、よ~く画像を見ると、その店に隣接しているビルの名称らしきものはハッキリ確認できる。そのビル名を頼りに再度ネット検索したら・・・あった!外装こそ当時より綺麗になっているものの、今も変わらず営業しているみたいでなにより。

 

 

グルメ・ブログではないから、この店の詳細は書かない。名古屋にお住まいの方ならきっとご存知の名店だろうし、上の画像を見ればわかる人はすぐにピンと来るんじゃないかな。創業は明治42年。今の御主人は六代目にあたるそうだ。小酒井不木も此処でうなぎを楽しんだのだろうか。この店に連れて行ってくれたSさんが、何かの拍子に今日の記事を見つけてくれれば私は嬉しい。






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