2024年2月9日金曜日

慾にまみれた悪徳レーベルとその盲目的信者が、自ら抗議できない小説家の作品を貶め続ける

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本日の記事なんですが、前置きとなるの段落は、いつもこのBlogを見て下さっている方には十分ご承知のことばかりですのでサクッと飛ばして、の段落より御覧下さい。
そうでない方はどうも御手数ですが、冒頭のから順を追ってお読み下さい。

いつものように、(☜)マークの左側にはリンクを張っています。

 

 

 

今でこそバッサリ見限っているけれど、まだAmazonへレビューを投稿していた平成の頃、私が一番に消えてなくなれと念じていたものは、社会の考え方が現在とは全く異なっていた昔の創作物に対し、人権云々を振りかざしてそれらの存在意義を消してしまおうとする集団、そしてそれに怯え弱腰対応しかできない商業出版社やメディアの自主規制病だった。


ところが令和になると、コロナの蔓延と足並みを揃えるかのごとく、予想もしなかった(コンプライアンス以上に理解不能な)新手の問題が蛆(ウジ)のように湧いてきて。言うまでもなくそれは、溢れかえるほど本を所有しているのに一切読むことなく、次々新たに本を買わずにはいられぬ購入依存症の探偵小説/SFオタク中高年を狙った悪徳プライベート・レーベルの同人本

 

 

 

 

コミケや通販で売られている同人本はおそらくどれも、属するジャンルの違いはあれ、普通に常識的なテキスト入力で制作され、販売ルートに乗っている筈だ。しかし(湘南探偵倶楽部もそうなのだが)小野塚力/杉山淳/善渡爾宗衛のレーベルが垂れ流す同人本はあまりに酷い。

 

 

綺想社(☜)

レアな海外小説の原文を翻訳ソフトでお手軽に日本語化。せめてそのあと日本語として自然な文章に修正すればいいものを、そういう手間のかかることは絶対しない反面、同人本としては法外な価格を付けて販売。 

 

東都我刊我書房(☜)

創作であれ翻訳であれ、日本語で発表された国内作家のレアな作品を復刊するレーベル。こちらも一旦テキストを入力したあと、一度たりとも再チェックをせずに製本するものだから、 

ましいブルドッグ〟〝マッチを取おとす〟〝味がわるくて生きた心持もしない〟 

といった噴飯物な文章まみれのまま、
やはり同人本として常識から並外れた価格で販売。

 

 

で、伝え聞く小野塚力/杉山淳/善渡爾宗衛らの言い分を、
この私が通訳してみると、こんな感じになる。 

「俺らはレアなものを復刊してやっているんだ、

どんなにテキストが崩壊していようが、おとなしく黙って読め!」 

幾度となく当Blogにてお伝えしてきたように、彼らは左川ちかを醜い書痴マニアだけの愛玩物にするべく島田龍に度々妨害+恫喝行為さえ働き、それとは別に、他でも無礼な振る舞い(☜)を行っている。

 

 

 

 

かくかくしかじかの状況にも〈ミステリ復刊に関わる業界の人間〉〈自称ミステリ(SF)・マニア〉〈ミステリ(SF)読み〉〈古本ゴロ〉といった連中は完全沈黙するばかり。つい最近では笑えることに、ミステリ本の所有価値自慢にいそしむ一部の輩にSNS上ですっかり踊らされている呉エイジ(☜)という人物が、たぶん小野塚力あたりからもそそのかかれたのだろう、「言っていることは正論だし、ミステリに愛情のある奴なんだろうが、銀髪伯爵は幼稚でキモイ!自分で本を作ってみろ!」と「X」や自分のブログを舞台に大騒ぎしたようである。SNSなどやらない私からすれば、労せずして当Blogの記事を世間に広めて頂き、誠に有難い限り。

 

 

 

クオリティーからして売る資格も無い東都我刊我書房の同人本を、積読状態のまま一度も開いてないのならいざ知らず、あのテキスト入力状況を知った上で全面肯定するほど重度の購入依存症に侵されているのだから、どうにも憐れというか、往年の釈由美子の名ゼリフそのまま「お逝きなさい」と言うほかない。私のことなんぞ一向にキライで結構だが、この呉エイジという御仁は自分のチンケな所有慾以前に、見るも無残な本作りの態度を善渡爾宗衛らが改めず、この世の人ではないため自分の口で抗議することもできない物故作家の大切な作品を貶め続けるその傍ら、さんざん私腹を肥やしている現状をもし知ったら著作権継承者の方々はどう思うのだろう?とか、作者サイドの痛みをちっとでも想像できないのかねえ。

 

 

 

十年ちよっと前から探偵小説の同人本を制作・販売する人は徐々に増えてきた。探偵作家の親族や著作権継承者の立場から、表立って作品復刊に際し明確な意思を表明した人というと、夢野久作の孫・杉山満丸氏ぐらいしか私は思い当たらないけれども、綺想社や東都我刊我書房のように他人の創作物を踏み躙ってまで金儲けしているような奴がいたら、自作を守る思いが人一倍強く不幸にも自死にまで追い込まれた芦原妃名子でなくたって、著作権継承者にあたる人は間違いなく傷付きもするし、強い怒りを抱くに決まってんだろ、と私は考えている。

 

 

 

なぜだか海外作品を主軸に読んでいる好事家のほうが純粋に読書を楽しんでいるというか、日本探偵小説のレア本を買い集めている手合いにありがちな見苦しい拝金主義が少ないように感じるのは気のせいかしらん?昨年末、この記事(☜)にて『Re-ClaM』の三門優祐に私の疑問を投げ掛けてみたところ、彼なりにすぐ反応してくれて、この場で御礼申し上げる。「X」での三門のポストに反応した数名の方のコメントのうち、「真っ当な考えの人も、いない訳ではないんだな」と私が感じたものを此処に紹介して、今日の記事は終わりたい。





























 






 







悪徳レーベルの所業は、古書店からも疑問の眼差しを向けられている。







(銀) Gratitude to Mr. puhipuhi as well.