現役選手だと伊東四朗やタモリには触れているが、若手(?)で名が出てくるのは作家畑の三谷幸喜と宮藤官九郎ぐらいか。それは80年代の漫才ブーム以降、彼らが「いい」と思える喜劇人が誰もいないことを暗に示してもいる。
対談だからこそ語れる、初めて知る逸話もいろいろ。紙面上では萩本の語り口にTVで見るあのクドさが表れないのが良かった。9歳年下の萩本が日本の喜劇史について小林に教わっている構図がなんとも言えずおかしい。
(銀) この本のレビューで思い出すのは、くだらない事に詳しい知人がその頃私にしてくれた話。そいつ曰く「集英社ってさ、新刊本が出ると発売日には速攻でAmazonにその本の絶賛レビューが付くんだよ。そのレビュワーが過去にどんなレビュー書いたか見てみると、集英社の本にしかレビュー書いてなくてどれも全部★5つ。すごいわかりやすいステマ活動だわな~。」
知人によると、女性タレントの写真集界隈でその話がネタになっていたらしい。で、めったに集英社の本を買わない私も本書を買ったのでAmazonにレビューを投稿したら、もう既に本書の発売日(1月24日)に絶賛レビューを投稿している〈コトブキ ツカサ〉という人物がいて「ああステマってこういうことね」と納得。たしかこの時、出たばかりの集英社の本を試しに三~四冊(何の本だったか忘れてしまったが)アトランダムに選んでAmazon上で見てみるとどれも同じ状態。発売日に早速絶賛レビューが投稿済みだったのでやっぱり単なる噂では無かった。
当Blogへ本書のレビューを救済するので久しぶりにAmazonで本書のレビュー欄を見てみたら、その〈コトブキ ツカサ〉という集英社ステマ工作員のレビューはまだ残っており(ちなみに私の投稿したレビューはこのBlogに掲載した時点でAmazonからは撤退済み)、この人のペンネーム部分をクリックし過去の投稿レビューを見ると四件しかなくて、そのどれもが集英社の新刊で絶賛ばかりなのが今でも確認できる。
今でも集英社が相変わらずAmazonでレビュー工作をしているのか、知らない。このBlogを書くだけで大変なのに、そんな事までいちいち調べている暇も無いしね。でも「集英社 ステマ」で検索すると「ジャンプ編集部がステマを謝罪」「集英社がワンピースのステマ活動を認め炎上」という記事が色々ヒットしてくるから、懲りずに手を変え品を変えセコい自作自演を続けているのだろう。